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新型カジュアル管楽器ヤマハ「Venova(ヴェノーヴァ)」まとめ

新色イエロー登場!!

ヤマハが2017年春からヨーロッパで発売していたカジュアル管楽器「Venova(ヴェノーヴァ)」が日本でも発売される事が発表されました。ヨーロッパでは発売当初からリコーダーの様な手軽さでサックスの様な豊かな表現が出来るカジュアル楽器として人気を博しています。ABS樹脂製で価格も安価、しかしリード楽器なので音がしっかり通るという事でヨーロッパでは屋外BBQ等のレジャーに持っていく若者が多いそうです。

クラーボ編集部

なんかカッコいいかも♪

ヴェノーヴァ(Venova)ってどんな楽器?

このたび発売されるカジュアル管楽器『Venova』は、管楽器の本格的な演奏感や表現力をより気軽に身近に楽しんでいただけるように開発された、まったく新しいタイプのアコースティック管楽器です。

『Venova』では、円筒管を分岐させた「分岐管構造」と蛇行形状による、今までにない独自のデザインを採用しています。「分岐管構造」によってサクソフォンなどの円錐形管楽器の音響特性を円筒管で実現することができるため、コンパクトなボディサイズながら広がりのある音色を奏でることができます。また管体を蛇行させることで、音孔の間を狭めて指で塞ぎやすくし、キイ(音孔を塞ぐための部品)の少ないシンプルな構造を実現しました。この結果、管楽器初心者でも演奏しやすい、リコーダーに似たやさしい指づかいを実現しています。また、マウスピースとリードを用いて発音する管楽器ならではの本格的な吹きごたえと、2オクターブの音域を備えているため、管楽器初心者だけでなく経験者にも満足いただける楽器となっています。

さらにABS樹脂製のため軽量で耐久性に優れ、水洗いも可能で、取り扱いやメンテナンスが容易なため、どこへでも気軽に持ち出せて、アウトドアやカジュアルなセッションなどさまざまな場面で手軽に演奏を楽しんでいただけます。

引用:ヤマハ公式

「分岐管構造」って何?

分岐管構造とは円筒管を分岐させる楽器内部の構造の事です。

MEMO
  • 円筒形管楽器・・クラリネットなど。楽器本体がコンパクト、トーンホールの大きさは指で押さえられるサイズ。しかし運指が複雑になる。
  • 円錐形管楽器・・サックスなど。運指は簡単だがトーンホールが大きくなりがちなので人の指では塞げないためキイの構造が複雑になりがち
つまり「Venova」は円筒形の内部を分岐させてさらにクネクネに蛇行させて短くする事で円筒管の特徴であるコンパクトなボディと指で塞げるサイズのトーンホールを確保しつつ円錐形管楽器のように簡単な指づかいで豊かな音色を奏でることを両立しているという事だそうです。

分岐管構造を簡単に説明すると・・

樹脂製の手頃な価格でサックスみたいな豊かな音色の楽器を作りたいな~。でも構造が複雑になってしまうな~。クラリネットみたいな構造だと運指が難しいしな~。困ったな~。

そうだ!ソプラノサックスをバラバラにしてみよう!

バラバラにしたらとりあえず管体をビューんと伸ばして・・・。あっ!そういえば「円錐ホーンの反共振周波数の球面波理論による解析-円錐形管楽器の鳴る周波数」(実吉純一、1977年)って研究で円錐管の音響特性は分岐した円筒管で近似できるって書いてあったな!分岐してみよう!

でもこれでは指が届かないのでグニョグニョと縮めよう!

完成!!

という事ですね♪

ヴェノーヴァのリードはどの楽器と共通?

ヴェノーヴァ本体を購入すると樹脂製のリードが付属しています。ヴェノーヴァのマウスピースはソプラノサックスのヤマハ4Cと同じものが付属していますので、リードを変える場合はソプラノサックス用のリードであれば使用可能となっています。

フレーバーリードはいかが?
味付きフレーバーリードを味わいたい

ヴェノーヴァにピッタリなシチュエーションは?

やはり通常の木管楽器では難しい屋外での演奏で活躍しそうです。ヴェノーヴァはABS樹脂製で水洗いが出来るという管楽器とは思えない手軽さが特徴です。価格も管楽器としてはかなり手軽なため屋外での演奏を積極的に楽しみたいですね♪

ヤマハ公式サイトでもヴェノーヴァは屋外での演奏シーンをかなり意識しているようです。

ヴェノーヴァのプロモーション動画

MEMO
「Venova(ヴェノーヴァ)」は「ventus(風)」と「nova(新しい)」を組み合わせた造語
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