全国の大手音楽教室が、JASRAC=日本音楽著作権協会から曲の著作権使用料として受講料の2.5%を徴収する方針を示されたのに対して争う裁判が東京地方裁判所で始まりました。
音楽教室側「音楽教室内で講師が生徒に聞かせる演奏は公衆の演奏には該当しない」と言う主張に対して、
JASRAC側「講師が生徒に聞かせる演奏も対公衆の演奏。営利目的の音楽教室は徴収の対象になる」と、主張が真っ向から対立しています。
今回の裁判のポイントは「音楽教室内での演奏は公衆に聞かせる為の演奏なのか?」の部分。この問題について裁判所はどう判断するのでしょうか。
概要
音楽教室での演奏から、著作権料を徴収するのは不当だとして、音楽教室を運営する事業者がJASRACを訴えた裁判が6日、東京地裁で始まった。
訴えを起こしているのは音楽教室を運営する全国251の事業者。音楽教室側は、JASRAC(日本音楽著作権協会)が教室での受講料の2.5%を著作権料として徴収する方針を決めたことを受け、「教室での演奏に著作権は及ばない」として、徴収する権限がないことの確認を求めている。
昭和楽器・桜井朝子講師「(徴収分が)レッスン代に転嫁されるということになると思うので、家庭によってはレッスンをやめることにつながっていくと思う。教育する環境を狭めないでほしい」
6日から始まった裁判で音楽教室側は、レッスンは著作権の対象となる「公の演奏」に当たらないと主張した上で「著作権料の徴収は音楽を学ぶ機会の減少につながる」と訴えた。
一方、JASRAC側は、「裁判例などからも『公の演奏』に当たることは明らか。年間721億円に上る音楽教室の受講料を1円も創作者に還元しないのはおかしな話だ」と主張した。
引用:ライブドアニュース
ネットの反応
てか音楽教室から取るなら学校で行なっている音楽の授業も対象になると思うのだが 教師が生徒に質のいい曲を聴かせるのが公の演奏ならどこに違いがあるのか
<著作権料訴訟>「音楽教室は公の演奏」JASRAC主張 https://t.co/hhODw2N2nb #niconews
— 半月 (@h_moon_ty) 2017年9月6日
JASRACと音楽教室の著作件料の問題だけど、個人的には音楽教室は「習った技術を発表するために人に聴いてもらう」のであって「人に聴かせる演奏を習うのだから金払え」は微妙に違う気がするの
— ゆみ@さいり (@Sairi1224_mk) 2017年9月6日
JASRACの音楽教室に著作権料払えって言って裁判になったニュース、ちらっとだけ見たけど、JASRACが著作者にちゃんと還元してるかどうかは置いといて、営利目的で曲を演奏したり教えたりするならお金は払うべきでは?JASRACが言ってる金額はおかしいと思うけど。
— 孤狐 (@8_korokoro) 2017年9月6日
音楽教室側の言い分が明らかにおかしくて、裁判やっても勝ち目がないと思う。
他人が作った流行曲を営利目的の音楽教室で使って受講者から金取ってるんだから、権利者には金を払って当然だろ。#JASRAC— かえるのピクルス (@atrix3lion) 2017年9月6日
どちらにしても裁判に入ったからには決着がつくわけか。JASRAC対音楽教室。
これは本当に難しいラインの問題だし、どうなるのか結果が気になる。
— 大事まん(仮) (@discusk3) 2017年9月6日
どちらが正しいかはわからないけどJASRACイメージ悪過ぎ。
— ズパ (@fankillfan) 2017年9月6日