最近発売されたばかりのヴェノーヴァが話題になっていますが、この記事では2009年に発売されて以降、消えそうで消えないクラリネオの魅力をお伝えします。記事中に詳しく書きますが、クラリネオを買ったらとりあえずマウスピースは変えましょう!とにかくクラリネオに興味がある方!必見です!
クラリネオって何?
ほとんどの方はご存知かと思いますがクラリネオの概要についてNUVO公式サイトより引用します。
クラリネットよりコンパクトで軽量、他のリード楽器に比べ軽く吹くだけで音を出すことが可能な、誰にでも楽しめる新感覚の管楽器です。本体はプラスチック製で、手の小さいお子様や女性にも楽々扱える設計。リコーダーと同様のC調ですのでピアノやリコーダーの楽譜でも演奏を楽しめます。
・管体/キー:プラスチック
・キーパッド(タンポ):シリコンラバー
・ローラー部:ステンレススチール
・完全防水仕様
・Key:C調
・カラー:”ブラック” ”ホワイト+ブルー” ”ホワイト+グリーン” ”ホワイト+ピンク”【セット内容】
本体、専用セミハードケース、説明書、運指表、リード(ケーン1枚,プラスチック3枚)、リードケース、クリーニング用クロス、 Oリング用グリスNUVO公式サイトより引用
価格や購入方法は?
定価は22,000円+消費税です。実際は15,000円前後で買えますのでクラリネットと思えばとってもお手頃な価格ですね。そこそこの規模の楽器屋さんなら実物もあって試奏出来ると思いますよ。近くに楽器店が無い方は通販でも簡単に買えます。
NUVOってどんな会社?
2007年、クラリネット奏者であり、指導者でもあるGraham Lyon氏が、自ら開発したLyons C管クラリネットの設計変更を相談するために、香港にMaxを訪問したことが、Nuvo設立のきっかけでした。
Grahamは40年以上に渡る、クラリネット、サキソフォン、フルート、ファゴットの演奏、作曲、指導の経験を持っており、一方Maxは20年以上に渡って様々な消費財のデザインや製造に携わってきました。この二人の、「あらゆる年齢層の人々に、楽器を演奏する楽しさを知ってもらいたい」、という強い思いから、Nuvo社が作られたのです。
2009年にNuvo Clarineo C管クラリネットを完成、市場に発表してからも、Nuvo Student Flute、jFluteと次々新製品が発表されました。そしてこれら以外にも、様々な楽器の製造を計画しています。より簡単に演奏を学べる、そしてより多くの人々に音楽を奏でる楽しさを伝えられるような新しい楽器を作ることが、私達のミッションです。NUVO公式サイトより引用
NUVOにはクラリネオ以外にもサックスやフルートっぽいやつもあります。
吹き心地はやセッティングは?
普段クラリネットを吹いてる皆様はクラリネオに元々付属しているマウスピースとリードだと正直ペラペラで幅が無さ過ぎて、かなり気を使って意識しないと思うように演奏出来ないと思います。でもしっかりしたセッティングに変えると普通に演奏出来ますよ。エスクラリネットのマウスピースがピッタリ装着出来ますので私はエスクラリネットのB44にロブナーのリガチャー、バンドーレントラディショナルの3半というガチ目のセッティングです。ちなみにタンポはゴム製です。
不満な部分というと、サムフックが小さくて不安定です。でもサムフックは簡単に脱着出来る構造なので上手く工夫すれば大丈夫かも知れませんね。
クラリネオはどんな音?
実物をご覧になってない方はここが気になる所だと思います。デモ演奏をご覧ください。
なかなか軽快で良い感じですね。この動画は純正ですが、とりあえずマウスピースをまともなマウスピースに変えるとそれだけで飛躍的に良い楽器になります(当たり前か)。高音は音程のブレが凄いので替え指を色々試してみてください。
同じNUVO社製のジェイサックスの動画ですが、アンサンブルだとこんな感じ
クラリネオを楽しむコツ
- とりあえず買いましょう
- マウスピースは速攻でエスクラ用に変えましょう
- サムフックは小さいので上手く工夫しましょう
- C管を生かして弾き語りのピアノ譜でピアノとセッションしましょう
- クラリネット仲間数人で一人一本ずつ購入してアンサンブルしてみましょう
- キーが足りなくても落ち着きましょう
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