旧住友軽金属工業のアルミニウムを使って山口県の企業が製作しているアルミニウム製のヴァイオリンやチェロをご存知でしょうか。
アルミニウム製弦楽器
新鮮な感じがしますね。
コントラバスも。
「弦以外はすべて当社のアルミを使っており、山口県の職人がアルミの薄板をハンマーで叩いてつくったものなんです。しかも、きれいな音色を奏でることができるので、本当に技術力の高さを感じます」と同社関係者。
製作者は山下工業所(本社・山口県下松市)の職人で、新幹線など鉄道車両の部品をつくっている。それも10メートルを超える先頭構体から、数センチ程度の部品まで多岐にわたる。同社の部品がなければ、新幹線はあのスピードでは走れないとまで言われているほどだ。
バイオリンとチェロはその新幹線に使う同じアルミ素材を、切って、叩いて、そして溶接して製作。もちろん金型は使っていない。まさしく職人の技術を結集したもので、その出来映えに誰もが感心させられていた。
出典:e-燃費