本日5月9日付のヤフーニュースより。
聴衆はストラディバリウスより現代のヴァイオリンを好むという実験結果が発表されたそうです。
ヤフーニュースの内容
数億円の値段がつくバイオリンの名器「ストラディバリウス」と、現代のバイオリンの演奏を聴衆に聞かせると、聴衆は現代のバイオリンの方を好むとする実験結果を、仏パリ大などの研究チームがまとめた。このチームは5年前、ストラディバリウスと現代の楽器を弾いた演奏家でも、音の評価に大きな差がなかったとする研究を同紀要で発表している。チームは今回の研究で「バイオリンの作製技術が上がったのか、あるいは一般に信じられているほどの音色の違いがなかったのかもしれない」とコメントしている。論文が近く、米科学アカデミー紀要に掲載される。実験は、パリ郊外と米ニューヨークのコンサートホールで、音楽の批評家や作曲家などを含む聴衆計137人の前で行った。ストラディバリウス3丁と現代のバイオリン3丁を、演奏者にはどちらのバイオリンかわからないようにしてソロで弾いてもらい、どちらの音色がよく響くかなどを、聴衆が評価した。
ヤフーニュース:ストラディバリウス負けた!聴衆は現代製に軍配
どのような実験をしたのか
今回の検証では、パリとニューヨークの2つのホールを使い、バイオリンの音色を熟知した聴衆に音色の違いを判定させています。パリでは300席のホールに55人の聴衆を、ニューヨークでは860席のホールに82人の聴衆を入れ、演奏者の前にはスクリーンを置いて聴衆にはどちらのバイオリンが演奏されているのかが見えないようにされています。また、演奏者も目かくしをした状態で楽器を手に取り、オーケストラの伴奏ありとなしの両方でプレイしてその感触を確かめたとのこと。
引用:Gigazine
ストラディバリウスについて
アントニオ・ストラディバリ(Antonio Stradivari、1644年 – 1737年12月18日)は、イタリア北西部のクレモナで活動した弦楽器製作者。弦楽器の代表的な名器であるストラディバリウスを製作したことで知られる。ニコロ・アマティに師事し、16世紀後半に登場したヴァイオリンの備える様式の完成に貢献した。ヴァイオリンやヴィオラやチェロ、マンドリン、ギターなど約1100-1300挺の楽器を製作したとされ、約600挺の存在が確認されている。
Wikipediaーアントニオ・ストラディバリ
老舗ニュースサイトのGigazine様では3年前に既に記事にされています。
3年前の記事
「現代の楽器と大差なし」と判断された貴重な楽器が持つ本当の価値とは
そして本日2017年5月9日に再び新しい記事を公開されているようです。
ストラディバリウスよりも現代のバイオリンのほうが「良い音」と軍配が上がるブラインドテストの結果が判明
まとめ
今回のストラディバリウスに関するニュース。なんとヤフーのコメント急上昇ランキング(IT・科学)で第2位に約10倍の差をつけて第1位になっています。毎時間300件以上のコメントが更新されているようです。
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