超高音の魔術師マテ・ヴェカバック氏の特集です。日本でコアなクラリネットマニアを除くとはあまり知名度がありませんが一度演奏を聴くとヴェカバック氏の虜になる事間違いなしです!
マテ・ヴェカバックって誰?
マテ・ヴェカバック氏とはスロヴァニア出身のクラリネット奏者。アルファベット表記はMate BEKAVACです。
日本ではコアなファンを除くとまだあまり知名度がありませんよね。ジュリアード音楽院でチャールズナイディック氏に、国立パリ高等音楽院でミシェルアリニョン氏に師事という本格派クラリネット奏者です。そして1997年に開催されたベオグラードの国際コンクールでも第一位を受賞しています。使用楽器はクランポンのフェスティバルです。
ヴェカバック氏は超高音を操る天才と言われています。下記音源ではおそらくダブルハイEまで出てると思います。出すだけなら誰でも出来ますが、芸術的に表現&演奏出来ている事に本当ビックリしますよ。
明らかに通常の運指表には載ってない音域ですが横川先生のスケール教本についている運指表はかなり高音まで載ってた様な記憶が薄っすらあります。(うろ覚えですいません)
それでは演奏をお聞きください。曲目はカルメン幻想曲です。
その1
その2
カルメン幻想曲いかがでしたか?超高音なのに予想以上のクオリティで演奏していますね。
おまけ
こちらは若かりし頃の演奏ですが高音域での演奏に加えて循環呼吸やフラッターやダブルタンギングをガンガンやっています。
毎日しっかり練習してヴェカバック氏のように自由自在に楽器を操れるようになれれば、もっとクラリネットが楽しくなるかも知れませんね。おしまい。