クラーボ編集部
吹奏楽部の部費について情報をまとめてみましたのでご参考ください。
目次
吹奏楽部に入部!?部費いくら?お金はいくらかかるの!?
中学生や高校生のお子様が吹奏楽部に入学すると聞いて保護者がまず考える事、それはお金の心配だと言われています。
保護者会で「部費集めすぎ!」て吹奏楽部の親御さんが爆発したらしいんだけど(多分一人?)、私が知る限りあそこの吹奏楽部は上から下までかなり徹底的に組織化されてて、収支もちゃんと出してるはずなんだよなあ…あと吹奏楽部なら初期投資+メンテ費で普通の部活より割高なの当然だよね…
— 日傘@垢統合します (@aikusa) 2016年9月15日
確かに一般的に吹奏楽部は他の部活に比べてお金がかかるのは事実です。
上記ツイートの様に「部費が高い!」と保護者会で議題に上がる事も実際にあります。
クラーボ編集部
中学校や高校の吹奏楽部の部費について
必ず必要なお金が部費です。部費の金額は学校のレベルによってかなりの差があります。
今まで色々な中学高校の吹奏楽部を見てきましたが、私が実際に見た中では、部費の安い学校は月1,000円、高い学校は月30,000円でした。
なぜ部費にそんな違いがあるのかを解説します。
大会を勝ち抜く強豪校は部費が高く、地区予選で落ちる学校は部費が安い
部費はその学校のコンクールやコンテストでの成績と比例している傾向にあります。
一般的に強豪校は部費が高く、地区予選で落ちる学校は部費が安いケースが多いです。
その理由を解説していきます。
文化部の中でも群を抜いた部費を取られる吹奏楽部員
— 音楽ぼっとっと (@karaagebassist) 2017年1月8日
コンクールでお金が沢山必要
地区予選は文字通りその地区のホールで開催されます。
地区予選で落ちる学校の場合、そもそも部員数が少ない学校が多いので会場までの移動も顧問や保護者が数台車を出せば生徒は会場に行けます。
一方強豪校は少なくても50名以上多ければ150名程の部員がいますので貸切バスのチャーターが必要です。
地区予選で落ちればそこでおしまいですが勝ち抜いて代表に選ばれると都道府県大会、地方大会、全国大会と、どんどん場所が遠くなります。
都道府県大会までは日帰り出来る距離が多いですが、その先は多くの場合県外での演奏になります。
飛行機に乗ったりホテルに宿泊する必要もありお金がかかります。
楽器を運ぶトラックと運転手も「高価な楽器&長距離&宿泊」になりますのでトラックチャーターもそれなりの金額がかかります。
このように地区予選で落ちる学校は近所のホールで開催される地区大会に1回出るだけなのでそれほどお金はかかりません。
しかし強豪校はその後も遠くの会場で3回も4回もコンクール出場が続いていきますのでお金がかかります。
しかも強豪校ほど夏のコンクールだけでは無く、あらゆる種類の大会に出場しますので雪だるま式に費用が膨らんでいきます。
レッスン代でお金が沢山必要
強豪校の場合、各楽器やセクション毎にプロの指導者がついている場合がほとんどです。
プロの指導者に来てもらうと当然ギャラが発生します。
学校のレベルが高ければ高い程、沢山の指導者が出入りしています。
質の高い有名指導者の場合ギャラも高めになります。(安くて良い先生方も大勢いらっしゃいます)
地区大会で落ちる学校の場合は、指導者の出入りが少ないので費用はあまりかかりません。
高価な楽器を使っている&特殊な楽器が沢山ある
強豪校の場合、みんなそれなりに良い楽器を使っています。
高価な楽器は個人所有である事も多いので部費が高いという事に直接は関係なさそうですが、個人では買えない打楽器やハープ、チェレスタなど学校所有の楽器も目が飛び出るような高価な楽器を揃えている事が多いです。
しかもあらゆる曲が演奏出来るように普通の吹奏楽部では見たことないような珍しい楽器も多数所有してます。
当然ですが特殊な楽器は高価です。そしてメンテナンス費用も高いのです。
上記写真は約300万円のヤマハ製高級ティンパニのセットです。
ティンパニというのは数ある打楽器の中の一部の楽器です。
弱小校はもっともっと安価な楽器を使っている事がほとんどですが強豪校の場合は更に高級なティンパニを使っている学校も存在します。
楽器がめちゃくちゃあって大変。
— 吹奏楽強豪校あるあるbot (@wokyougouaruaru) 2017年1月9日
結局吹奏楽部の部費の相場はどのくらい?
一般的な普通レベルの学校(地区予選を抜けたり抜けなかったり)で3,000円~5,000円ぐらいが多いと思います。
しかし有名な強豪校の場合は月数万円の学校も普通に存在します。
部費が安い高いに関係なく、コンクールの参加費用や演奏会の費用は別途集金になっている事もあります。
その他クラリネット等のリード楽器の場合、リード等の消耗品代も部費に含まれている事もあれば別でお金が必要だったりします。
決して金額だけで判断せずに、何にいくらかかっているのかしっかり説明を受けた上で慎重にご判断ください。
保護者の皆様からみると部費が高く感じても裏では顧問の先生が苦労して身銭を切ってる学校もあります。私の経験上、私立と公立での部費の違いはあまり無いように感じます。
他の文化部に比べて色々お金はかかると思いますが可能であればぜひお子様を応援してあげてください♪
クラーボ編集部