【音色の花が咲く】憧れの音色を求めて。クラリネット編

どんな物事であっても、自分が知っている物より良いものを生み出すのは非常に難しいと言われています。クラリネットの音色も同じだと私は思います。SNSで直接頂く質問で「音色を良くするにはどうしたらいいですか?」とか「音が汚くて困っています」という質問がとっても多いのでこの記事を書きます。初心者向けの内容になってますがご了承ください。私なりに音色について書き記しますが、クラリネットの音色については人それぞれだと思いますのであくまでも一人のクラリネット奏者の意見としてご理解ください。

クラリネットの良い音色とは何なのか

食事に例えます。例えば人生でマクドナルドのハンバーガーしか食べた事が無い人に、一流レストランの料理人が使っている「食材、調味料、道具」と同じものを渡して「美味しい料理を作れ」と伝えて作る事が出来るでしょうか?美味しい料理が何なのかを知らずして美味しい料理を作る事は非常に難しいと思います。

私個人の考えですが、人は誰しも「自分の頭の中で日常的にイメージが出来る範囲のモノ」までしか表現する事が出来ないと思います。

クラリネットの場合も「自分の頭で思い描く事が出来る音色」がその人が出せる良い音色の限界ではないでしょうか。(独創的な天才を除く)

つまり何が言いたいかと言うと、とにかく色々なプロ奏者の演奏を聴きましょう。演奏会に行けないのであればCDでも構いません。とにかく自分にとって良い音が何なのかを知らずして良い音は出ません。

食べ物の場合

  • 濃い味が好きor薄い味が好き
  • 魚が好きor肉が好き
  • お茶が好きorコーラが好き
  • 味噌汁が好きorお吸い物が好き

人それぞれ好みがありますよね。

クラリネットの音色も同じです。

料理で「濃い味が好き」と自分の意思を表現する為には「薄い味」も知らなければならないという事です。「薄い味」が何なのか知らなければ「濃い味」が何なのかもわかりません。

プロ奏者の演奏を沢山聴いて自分の中で常に音がイメージ出来るレベルに持って来てからが「良い音色で演奏したい!」という気持ちのスタートラインです。様々な演奏を聞かずしてクラリネット歴数年でこれまでの体験や感覚を元に素晴らしい音色を自分なりに引き出せるほどクラリネットは甘くありません。

良い音色が何なのかが曖昧orわからないまま「良い音色で演奏したい」と漠然と見えない目標に向かって悩んでいる生徒が非常に多いと感じています。

有名なソナタ等で、同じ曲のCDを集めて聴き比べて誰が演奏しているか当てれるようになるまで沢山聴きましょう。

好きな芸能人10人の声は聞くだけで誰の声かわかりますよね。同じように好きなクラリネット奏者10人の音を聴くと誰の音かわかりますか?

上達が早い生徒は必ず色々なクラリネット奏者のCDを貪欲に聴き漁って自分の中にイメージを取り入れています。これは雑誌の可愛いモデルの真似をして化粧の練習をする事と同じことです。イメージが不明確なまま毎日毎日やみくもにアイラインを引いて頑張っても可愛くはなれませんよ。

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